見た目が10割?
ハーレクインなどを読んでいたとき。
ヒーローが冴えないヒロインが綺麗な装いをした途端、肉食獣になるのがイヤだな、と思ってました。
さて、今回のヒーロー、松代もそうじゃないかと感想をいただきました。
3点ほど
1.多分、彼美女は見慣れてますし、歴代彼女美女ばっかです。
2.「なぎさボーイ」だったかな。なぎさ少年の友達、日本舞踊をやってる少年がニキビだらけだった同級生が美女に育つだろうと見抜きます。
……そういう男性好きだなって思いと。
3.リアルなお話。ひっつめメガネの同僚が髪を下ろしただけなのに、ドレッシーに変容されたのを見て私がびっくらしたのです。
メイクも服装も変わらないのに印象が激変したのです
という三要素が絡んでます。
執筆ご依頼について
現在、2025/1月以降の執筆依頼を受付中です。
書籍化! 書道教師はクールな御曹司に甘く手ほどきされました
アルファポリス様の恋愛小説大賞コンテストにおいて奨励賞を受賞した自作、
『墨痕鮮やかなる愛の軌跡〜書道教師は御曹司に甘く手ほどきされました〜』が、
改題し、書籍化されました\(^o^)/
👏👏👏👏
「仁翔先生、俺のものになりなよ」 「俺が女の快感を教えてやる」
初恋の老舗和菓子屋の御曹司に授業の合間に押し倒されて……
恋愛が苦手な女書道教師と、
恋はしたくなかった菓匠の御曹司。
二人の恋の行方は?
【書道教師はクールな御曹司に甘く手ほどきされました】
↓書店様にこの番号をお伝えください。
ISBN-978-4434327971
アルファポリス(2023/10/18)
【あらすじ】
祖母から引き継いだ書道教室を切り盛りする書道家の仁那。
ある日、兄 の親友で仁那の初恋の人と同姓同名の人物から、教室見学希望が届いた。
とんでもない悪筆の彼は、仕事のために書道を習いたいらしい。
大人の男に成長した彼・松代との思わぬ邂逅にドギマギする彼女は、礼にと誘われたディナーで酔い潰れ、彼と一夜を共にしてしまう。
仁那が逃げ帰った翌日も教室を訪れた松代は、一刻も早い上達のために教室に住まわせてほしい、その代わり、過去の経験から恋愛に後ろ向きな仁那を手ほどきしてやると言う。
そんな勢いのままに同棲生活が始まって――。一方の松代は、仁那に対して何やら勘違いしているようで……!?
【人物紹介】
袋田仁那(仁翔)
祖母の後を継いで書道を教えている。
兄の伝手で、TV番組でも書道を教えている。男性と恋愛が苦手。
松代武臣
創業三百年を誇る菓匠「まつしろ」を継ぐ為に帰国。
当主になる条件の為、仁那に書道を学ぶ。
なぜか、彼女を親友(仁那の兄) のストーカーだと思い込んでいる。
小説講座第五回目(2023/10/09)
今年沢山小説のオファー頂き、修羅場っくすだったので、9月分をずらしてもらいました。
今回はコンテスト作品の講評と、将来のこと
【小説】
-
章の冒頭で、主軸となるキャラクター達をいったん登場させておく。
ヒーローとヒロイン、いつも行動を共にしてるよね? という読者の記憶に甘えない。
冒頭ではいつも、5whを心がける。
いつ
誰がいる
どこにいる
なにをしている
からの、章として動いていく。
- 視線の揺れに注意。
- 情報の出し方
読者は誰?
→
女性 男性
年齢
住んでる場所
社会人 学生
その人はどんな人で、どういう情報を持っているか。
それにもとづき、
その人は小説からどんな情報を欲しがってるか?
-
主人公視点では、主人公が観ている景色、疑問などが展開されないと読者の脳内シアターに映像は映し出されない。
ex.会話だけ。話終わったあとに喫茶店から出る
→読者の脳内シアターでは
会話のみ。背景は真っ白のまま。
※作者は
舞台に誰と誰がいて、
誰と誰がどういう関係だということをわかっている
けど。書き忘れると、お客様がおいてきぼりになる。
- 成長譚ならば、主人公は、しばらくおバカ(最弱)でよい。
→主人公がまだ、運命を受け入れられていないのはよい。
-
章の終わりをマンネリ化しない
中盤は中だるみする読者であっても、小説の冒頭や最後の辺りは集中している。
アラを見つけやすい。
いくつかの章の終わりを、わざとワンパターンにして次の章を印象づけさせるのはアリ。
※書き手は序〜終まで一気にかけないので、章の終わらせ方がワンパターンになりがち。
※Aという小説には、Bという終わり方がテンプレ。 ……だが、その小説ごとの最適解を選ぶ。
【小説への取り組み方】
絵でいうならば
アタリをとり
構図を決めて
デッサンし
彩色する
のを全体的(全ての区画)にこなしていく
が、小説では一つの区間に執着してしまいがち。
ex第一章は誤字脱字がないほどに完璧なのに、第二章以降は真っ白とか。
【これからのこと】
a:みんなの読みたいものが先にあって、自分の描きたいものを合わせていく。
→需要がわかっても、供給をできるかわからない
↓
b:自分の描きたいもの(原点)読者にそっくり受け入れられるジャンルを探す
ex北方謙三氏
現代ハードボイルド→歴史物を書いてる
新機に軸となるものを探してもよいかもしれない。
電書配信中: 公爵様との年の差初恋は薬草の庭で実りました
IRIEノベルズ様より、
9/25から各サイト様にて順次配信開始❤️
◇■◇ ◇■◇
ヴィンスはワタリ草と共に、異世界から花音の前に現れた。
21歳の彼女は当時18歳だったヴィンスに恋慕の情を示されるも受け入れられない。
しかし、彼が異世界へ帰ってしまうと寂しくてたまらない。ようやく、その気持ちが初恋としる花音。
三年後、再びやってきたヴィンスはなんと27歳の青年になっていた。
求愛を受け入れ、結ばれた二人だがまたも離れ離れに。
彼の許になんとか転移しようと決心する花音。
彼女の、初恋は叶うのか。
◇■◇ ◇■◇
ヒロイン:草笛花音 薬学部生
21歳〜27歳
最初は少年だったヴィンスを受け入れられなかったが、長い別離の間に彼への恋慕を自覚した。
ヒーロー:ヴィンセント・ドレイク
ワタリ草に導かれて出会った花音を一途に愛する
18歳 公爵家嗣子
36歳公爵
◇■◇ ◇■◇
異世界転移 逆転年の差 溺愛 なんてキーワードが好きな方は是非\(^o^)/
試し読み、販売サイト様は公式様より確認ください。https://irie-novel.com/?p=2721
あらすじ:
「……妻よ。我が魂も体も、あなたのものだ」
社会人を経て薬学生となった花音は『夢女子』と言われ周囲から疎まれている。かつて、未知の植物ワタリ草を使って異世界から現れ去っていった、かっこよすぎる公爵ヴィンスを想い続けているからだ。彼にプロポーズまでされているものの、去ってしまったヴィンスの存在は証明しようもない。――もどかしい日々を送って気づけば三年。月夜に照らされ、彼はようやく花音の元に戻ってきた。しかし、運命的に再会した彼はやけに大人びていて…?
小説講座第四回(2023/08/27)
連投すみません。
小説講座を受講する!と決めた途端、わんさか小説のオファーいただきました。
(嬉しいーっ)
が、その分修羅場でした。でも、小説のことばかり考えていられる数ヶ月でした。願わくば、オファーがコンスタントにこれからも頂けて、毎月修羅場だと嬉しいなっ🎵
……さて!
前回にいただいた課題:
サクサク進めすぎているので、遊びのエピソードを持たせる、について進めてまいりました。
後述しますが、私三人称だとシナリオのト書きみたいな地の文になります。そして硬い。
なので、柔らかくしようとすると一人称になる。しかし、これは主人公の脳内思考が駄々漏れになるため、地の文なのにうるさくなります。悩んだ末、主人公の心情を入れてみました。
【冒頭+新章をチョロっと足して提出】
前回が2.5万字くらいだったのですが3万字くらい。この一ヶ月、何してたんでしょうね。(前述)そして、紀行文に根付いた小説であるため、食事ひとつ、職業ひとつ、住む場所ひとつにしても史実を蔑ろにできません。なので、100文字書くのに数時間近く調べ物していました……無茶苦茶燃費悪い。
編集長より:
主人公の心情はしつこいくらい書いてようやく読者に届く。
誰かの言動を受けて、いちいち主人公の心情を書いていい。
水田:(指摘されたことを受けて)
それが地の文であるべきだが、ト書きっぽくなる。
編集長:今回の作品は一人称だと思っている? それとも三人称?
水田:主人公よりの三人称だと思う
編集長:主人公視点の一人称
水田:え?
編集長:
一人称とは、主人公から見える情報だけ書いている物を言う。
主人公が知らない情報が書いてあれば三人称、ではなく(後述)
主人公が知らないヒロインの心情がわかるのが三人称。
主人公が、ヒロインの表情や言動から彼女の心情を推しはかるのは一人称。
水田:おお……!(👀からウロコ)
編集長:笑
編集長:
ヒロインや他のキャラ、重要人物のことを説明しすぎないこと、わからせないこと。一人称が章ごとに変わるのは構わない。
水田:一章は主人公視点の一人称、二章はヒロイン視点の一人称、三章は重要人物の一人称……みたいなこと?
編集長:そうそう
編集長:ただ、同じ場面を視点を変えて繰り返すのは不要
けれど、相手の心情がわかっているとこれからが面白くなる時はOK
今回の小説で言うと、ヒロインおよび重要人物の心情はわからないほうがいい。
推理小説で言うと、読者は助手視点だから探偵の視点は隠しておいたほうがいい。
隠しておいたほうが楽しいこともある。
主人公がわかっていなくて、でも主人公が得た情報を読者が分析する
まとめ:
相手の感情は書かない方がいい。
主人公が見た相手の感情・言動から、読者に相手を押し計らせる。
相手の感情を書くと一気に三人称になる。
💐🌸 💐🌸 💐🌸 💐🌸 💐🌸
水田:自分は漫画や映画で育ったので、すぐに視点が移りがち。そのため、三人称でカメラを主人公の後ろに固定しているが、上手くいかない。
編集長:カメラは映画になるので小説ではしない方がいい。
水田:どうすれば?
編集長:主人公になった気持ちで考える。章ごとに視点を入れ替える際はそのキャラクターになったつもりで
水田:憑依とか?
編集長:そんな感じ 笑
編集長:今回の件、まだ遊びが少ない。主人公が頭が良すぎる。まだ、流れについて鈍感でしいし、ヒロインがそれにかき回されるくらいで構わない。
水田:それは新章から挽回できる?
編集長:……初めからあったほうがいい。
水田:頻度はどれくらい?
編集長:一章に一回ぐらいは。
編集長:前回の問題点は組み込めていた。悪役が主人公を見そめた(笑)経緯もわかりやすい。
けれど、主人公の性格なら、任務まっしぐらではなく寄り道があるはず。
ヒロインや重要人物はクールに全てを理解して最適解を行きそうだけど。主人公、という予測不可能なコマを重要人物は楽しんでいる。そして、彼に振り回されるヒロインのことも。
あまり多すぎると書籍化の際に削除されてしまうが、遊びに見えて実は……とストーリーの伏線になっているといい。
【次回への課題】
主人公の心情を書きつつ、『ストーリーとしては寄り道を主人公にさせる』ことでストーリーが膨らんでいく。
💐🌸 💐🌸 💐🌸 💐🌸 💐🌸
水田:プラチナ(講座が始まる前に提出したサンプル小説)についてだが。
編集長:ひとつの事件がもうひとつの事件の呼び水になった、と言うのはよくある手法。しかし、そうならずに終わってしまった。そういった小説を読んだ上で、習作を何本か書いてみるといい。
第三回小説講座(2023/07/27)
前回:
コンテストに応募用作品のプロットを提出し、OKをもらう。最初の二章を書けたので、ZOOMでの講義(前回はDMのやり取りのみ)
ドキドキしながらZOOM開始
編集長より:
全体的には良い感じだが……
🔸全体的に言えること展開が早い。
描写などの説明は過多でも過小でもないが、主人公の情報が出せていない。
【情報とは】
読者が欲しい情報
そのシーンやストーリーを理解する情報
このストーリーはフィクションなのか。
どの国のどの時代なのか。
主人公の性別/年齢など
ex.「主人公が庵へと向かう」とのみ。→どんな建物かを説明する。
🔸読み手の疑問などを他のキャラクターに代弁させる。
ex.探偵(主人公)に助手が質問する、など。
ex.主人公がとある人物の落胤。「本当に?」
全キャラが疑っている。主人公も、なんなら提示した人物ですら。
🔸主人公について、とりまくキャラクターは何を考えているのか
🔸主人公は、とりまくキャラクター一人一人について、どう考えているのか
🔸お互いにどう思っているのか
主人公とサブ主人公(あるいはヒロイン)
主人公と重要人物
主人公と家族
キャラ相関図を作っても良い。 ↓こんな感じかな?
🔸感情の移り変わりを描く
主人公が変わった瞬間……を敏感に感じ取るキャラが横にいる
感情曲線を書くのも有効
🔸SAVE THE CATでは
主人公がまことの成長を成し遂げたときに出発地点に帰ってくるが……
この小説では帰ってこなくていい。
🔸一章
・まずは主人公が波乱に巻き込まれる前の、前の日の描写が必要。
「まさか、ごく普通の一日が翌日から変わるとは思ってもみなかった……」
と言う日常が必要。ドラマチックに投げこまれる前に日常がある。
・冒頭のシーンでは
読者に、キャラクターがどんな人物かを理解させたうえで
ストーリー展開をさせていく。
主人公は
どんな人物
なにをしたい
どこでどんな生活をして
イベントがあるまで、どんなことを思っているか
※この書き方であれば、中盤の盛り上がりをプロローグに持ってきて回想で繋ぐ形式を使わずに小説を紡いでいくことができる。
※どんな手法でも良い。
※強いて言えばこの作品を一番面白くするのはどの手法がいいのかを考える。
→どの道を選んでも責任を自分で取る(←超重要と思った所)
・主人公にとってのキーマンを最初にチラッとでも登場させる。
→その人物について話題が及んだときに唐突感をなくすため。
【次回の課題】
・日常の一コマを入れる
・冒頭のシーンでなにをしたい
・主人公はなにを考えている
・主人公の養父母、実母をちら出し
(互いにどう思っているか)
・主人公の出生の秘密について登場人物全員が疑っている
を書き加え、新章など8/20まで書ける所まで書いて提出。
【質問】
水田:ヒロインが昭和くさいと言われる
編集長:笑 あえて言えばヒロインが元気。一貫性ありすぎる。元気。
水田:ムーンライトノベルズ様に投稿前、ハーレクインロマンスをしこたま読んで勉強した。
編集長:それだ! 笑
水田:納得。笑
(ハーレクインシリーズ:ヒーローは大富豪。イケメン。俺様だったり、勘違いからヒロインを詰る。ヒロインは最下層から秘書とか副社長とかに成り上がる向上心が強い。はっきりした主張をもち、ヒーローと喧嘩することを辞さない作品多し。※個人的な偏見です)
編集長:今は文章自体が体温が低い。TLだと、流され系のヒロインが変わらず人気なので逆張りをいく作風なので、現在ぽくない→昭和くさいと言う評価になるのだろう
水田:納得!! 笑
体温の低い小説として、編集長が読まれたとある小説を紹介していただく。