小説講座第二回(2023/06/28)
前回までのあらすじ:
講座が始まる前に提出したサンプル作品(最新作)を事情があって引き下げ、2015年に書いた、以前BBコミュニティのコンテストにも提出した作品を再度サンプルとして提出。
↓
何回もコンテストに出しているのでその分改稿しており、まるで「増築しまくって迷宮化した旅館、むしろダンジョン(笑)」となったため、なんとコンテスト用のネタから再度プロットを提出し、期間中に作品として仕上げることに。
↓
そして小説講座、第二回目が始まる……。
無駄に小説っぽくしてみました笑
【プロットを提出(一回目)】
編集長より:
🔸理由プロットだけでは完結かどうか判断がつかない。
→理由:
主人公の父親と黒幕は対決するのか。
主人公の任務がどうなったかの情報がない。
🔸ところどころ第三者が見たときに
・誰が
・どこで
・なにをして
・どう思ったのか?
がわからない所がある。
🔸5W1Hを書くことを意識して、見直し
🔸章ごとにストーリーにおける役割を整理する
→理由:
ストーリーにおける役割が曖昧に見える章がある。
役割とは、この章で書くべきこと
例えば、主人公が出発して最初の襲撃に遭う章
主人公と随行者の関係がハプニングによって深まる。主人公の異性に対しての生真面目さ。反対に、随行者の経験豊富さを描くべき章、など。
各章で、描写することにより読者に伝えるべき事柄を明確にしておく。
※役割を見直した結果、追加したほうがいいエピソードが思いついたり、内容を変えたほうがいいなど、変更OK
私:
「⭕️月❌日、🔺時。主人公は〜〜だった」のような業務日誌になりがち。
編集長:
プロットは情報が伝わればいい。開き直って業務日誌でもいい。話の流れがわかればOK。
【プロットを提出(二回目)】
編集長:
いい感じになった!章ごとに主人公と随行者の感情を整理しておくのはナイス。こうしておくことで主人公達の感情の変化が読者に伝わるよう原稿が書けると思う。
↓大体、こんな感じで章ごとに記載。
※今回、とある旅行記を元にしているため、章のタイトルや、行程などは旅行記を参照していいます。また、一章が1万字、トータルで10万字くらいを目指したプロットを提出しています。
↓
いよいよ原稿書きへ!
二章ほど書けたらいったん提出。
小説講座 第一回
2023/05/28 (第一回)
【SAVE THE CAT とブレイブ・ストーリー】
3要素
SAVE THE CAT:
1、問題(あるいは、どうしようもない欠点)
2、求めるもの(あるいは、主人公が求めるゴール)
3、本当に必要なもの(あるいは、人生の教訓)
に、ブレイブ・ストーリーは見事に則っている。
・壊れた家庭
・幸せを取り戻すために,主人公は旅立つ
・本当の幸せがなにかをわかって帰ってくる。
水田 :TLにも3要素は必要か?
編集長:必要。人間が変わっていく、
本人の中で変化がある。
きっかけは恋愛だが,恋愛にとどまらず
主人公が成長することによって
友達ができたり、夢や目標を持てたり。
王家の人間として自覚が芽生えたり)
ファンタジー以外にも3要素は適用できる。
例外はある。ミステリーやホラーなど。
冒頭からラストに至る過程で
どれたけ主人公が変わったか
(成長したか)
ex,冒頭=少女→→→ラスト=大人
水田 :主人公ではなく、
周りにキャラに3要素を求めてしまう。
編集長:それは主人公が違うのでは(笑)
周囲のキャラにも
当て嵌めることができる。
一番成長を遂げたキャラが
主人公をしているはず。
水田 :私は典型的なパンツァー
(切り取られたシーンが
時系列関係なく浮かぶ)
編集長;じきに辛くなるのでは。
飛び石だとキャラ不在になる。
小説はエピソードではなく、
キャラクター中心で。
キャラクター表を作った方が良い。
水田 :それはどんなもの?
編集長:キャラ一人一人に、
どんな過去があるのか。
どんな考え方をして、
どんな成長を遂げていくのか。
キャラができる→冒険にいく理由ができる→学ぶ→学ぶには⭕️⭕️という経験をすべき→エピソードができる。
【サンプル小説について】
あらすじ;猫に転送された刑事がバディと事件を追う。
編集長:猫から人間に戻った所で
一旦終わっている。
次のエピソードが弱い。
無関係そうな二つの事件を
同時に描くのは手法としてはあり。
だが、警察小説をもっと読んで
手法を勉強すると良い。
この小説を世に出すには、自分はまだ力不足かもしれないと実感。
【書きたいもの】
水田 :マリーン・ラブレース女史や
英田サキ先生が好き。
大沢在昌先生や、
「吸血鬼ハンターD」も好き。
ハードアクションと、官能恋愛を絡めたい。
BLはともかく、
TLではとてもニッチな気がする。
要素が多すぎて薄くなる?
編集長:任務が終わった後、
恋愛的なコミュニケーション、
と緩急をつければいいのではないか。
水田 :仕事中にイチャイチャすると、
読者の気が散るから(笑)?
編集長:そう(笑)
【プロットについて】
編集長:時系列と視点はいじらない方がいい
【最初の一ページについて】
水田 :(↑の編集長の言葉を受けて)
最初の一ページで過去を描き、
それから時系列を追うという手法は
どうなのか。
編集長:手法の一つ。ただ、イベントバレして
しまっているので、
そのシーンにきた時に
新鮮な衝撃が薄れる、
と言ったデメリットもある。
マンネリ化してると自分で思うのならば、
順を追っていくのもアリ。
いずれにせよ、
プラス効果だけで
マイナス効果のない作りというのは
できない。
水田 :某社長が
「最初にどんな世界観かを説明すべき」
とおっしゃっておられたが可能か?(1)
編集長:可能。全部ではなくとも、
多少は練り込んだた方がいい。
水田 :自分はスロースターター。
序盤から面白くできずに、
ラストに向かって
徐々に加速していくタイプ。
WEB投稿型のコンテストでは
不利だと思う。(2)
編集長:面白くできる。
(1)と(2)を受けて
(ex,プロローグでFBIの主人公,冒頭で犯人を逮捕。やりすぎたため批判を浴び,休職を命じられる。主人公がFBIのエージェントだとわかるし,どんな性格かわかる。
第一章の休日に起こった事件につながっている。)
水田 :おおおおお!
編集長:(笑)
水田 :面白くするには?
編集長:どのシーンを描くかを決めて,
セリフで説明する。
地の文はナレーションぽくしない。
水田 :では地の文は何をするのだろう。
自分は地の文がナレーションぽいのだが。
編集長:地の文で、
キャラクターの表情の移り変わりや、
キャラクターが台詞を言っているのは
どれくらいの声のトーンかなどを
説明する。
水田 :プロットのほかに
感情曲線を作っておられる方が
いるようだが、必要か。
編集長:作った方がいい。
主人公が
どんな感情曲線を持っているのか。
表にすると変化に不自然さがないか、
可視化ができる。
全体で見て、変なところがないか。
バランスが悪くないかを確認できる。
編集長:大抵の小説は
ポジティブとネガティブを
行ったりきたりするもの。
水田 :前半は不幸、後半は幸せ、
と言う切り分けではない?
編集長:小さいネガ(ティブ)、小さいポジ→
中位のネガ、中位のポジ→
大きいネガ、大きいポジ、
となっていることが多い。
TLだと色々な波を乗り越えて、
成長した結果、
大きなイベントがあっても
「この人とは大丈夫、乗り越えられる」
となる。
水田 :ゲームで中ボスを倒した後、
ラスボスが登場する感じ?
編集長:そうそう(笑)
最初にラスボスが出てきて、
倒されてしまっては
物語として順番が間違っている。
TLだと、
まだ二人の仲が固まっていないうちに、
大きな問題に見舞われたら。
水田 :壊れちゃう(笑)
※サンプル小説が古すぎたので、改めてプロットを提出し、半年かけて制作していき公募に応募することに。
見上げてるほどに頂きは遠く
焦るけどー、
焦らないー、
焦っても仕方ないー
臥薪して(寝心地悪そう)
嘗胆して(モツ嫌い)
雌伏して雄飛するのー
キャンペーンのおしらせ
📣特集のお知らせ📣『絶倫辺境伯の熱情は流浪の令嬢をみだらに射抜く 』
大好評配信中の本作、ピッコマ様にて
\\話読み・チャージ時間短縮中!// です👏👏
期間:~4/11(火)23:59まで
ぜひぜひ、この機会にお楽しみください(*´˘`*)♡✧˖°
https://bit.ly/3IMnSCG ピッコマ様
絶倫辺境伯の熱情は流浪の令嬢をみだらに射抜く
ピッコマ様よりは2023/02/03、
他のサイト様よりは2023/03/03より配信されております。
【あらすじ】
「遠慮するな。
快楽の先にあるものを、魂をこめてお教えしよう」
跡継ぎ争いに乱れた男爵家を離れ、
旅人として辺境の都を訪れた令嬢ミレーネ。
馬に轢かれそうだった子どもを
身を挺して救った彼女は、
老練の辺境伯フランシスに
その勇気を見初められる。
ミレーネは
齢五十を過ぎて尚壮健なフランシスから
毎夜のように『もてなし』を受け、
愛と快楽にその身体を花開かせていく。
だがある日、
袂を分かった筈の男爵家現当主が再び現れ…。
初のヒストリカル!
初のイケオジ!
どうぞ、読んでみてくださいませ(o^―^o)ニコ